急遽グレイモヤがあった日の日記

仕事が終わって、歯医者の匂いがする地下鉄に揺られながらTwitterを眺めていたら、どうやらいろいろなことが起こって急遽グレイモヤが開催されると知った。世の中が妙に眩しい感じ、偏頭痛になりそうな気配がするし、寝坊ばかりの人生だから、明日も朝早いのに21時開演は厳しいなあ、と思ってしばらく迷っている間に高田馬場まで来てしまったからとりあえず降りた。ホームのベンチで中野行き、三鷹行き、中野行きを見送って、その間にひかるぶんどき、きしたかの、キミガヨの出演を知って行きたい気持ちがぐん、と増した。街裏ぴんくもレッドブルつばさも、IOKの子達も何組もいる(私はIOKの「箱推し」という噂がある)。普段はJRの新宿駅ばかりを使っているのだけれど、そういえばバティオスに行くとき西武新宿駅から行くとめちゃくちゃ近いじゃん!というのが最後の一押しになって、これはもう行ってやろうと決めた。まだ1時間ほどあったので一旦そのまま改札を出た。ネカフェで力尽きかけたiPhoneを充電しつつ15分目を閉じて脚をゴリゴリマッサージして、開演ギリギリにバティオスに着いた。大喜利の人がたくさんいて、なんとなく会場がずいぶん温まっているなとは思ったけど、一番最初にMr.ドーナツ伝説 咳暁夫が出てきそうな音がした瞬間から、ずっと、めちゃくちゃにすべてがウケまくっていて、どきどきするような空間だった。怪奇!Yes!どんぐりRPGは何か試したいネタがあるふうなノリでたくさんの芸人さんを客席に引きずりだしたあとそのまま帰る傍若無人ぶりが本当に怪奇だったし、ムーニーマンシップやおもちゃのチャチャは清々しい下品さで最高だった。森本サイダーは初めてみたけど本当に気持ち悪かったし、Mr.Xみたいなすごすぎる時間もあったりするかと思えば、ぴんくさんは相変わらず完璧に面白くて大嘘で、まあもうとにかくすごかった。つばささんのあのネタももともと大好きだけどあのあったかさの中で見るとまた改めて良いし、マリオネットブラザーズは相変わらず不器用な振る舞いがかわいくて面白いし、キミガヨは実はもう大好きになっている。キミガヨ、見るたびにもう二度と見ることはないと思ってるから何回も目撃できていて本当に嬉しいんだよな。池の鯉は太いも良かった。時代って感じがするね。この前の学祭に行けなかったからIOKの方々のネタを見る機会があったというだけでも価値があるという気持ちになった。

頭痛が増してきて、明日のこともあるしそろそろ帰らなきゃと思ったところでひかるぶんどきさんが、親友とトラブルがあって絶交に至った直後だという小話からいつものチャレンジを始めたんだけど、神がかって面白かった。珍しく成功もしてたし。最後のチャレンジで「大谷小判♀」「引退」を引き当てた時なんかもう、本当に泣きそうになるくらい面白くて、拍手がしばらく鳴り止まなかった。ひかるぶんどきさんには絶対に幸せになってほしい。その後も見たかったけど、いろいろ考えて退散することにした。多分2/3くらいは観れたのだろうか。分からないけど。(出入口の段差で激しく躓いたし、誰かにぶつかったりもしたので被害者の方がいたらすみません。)

 

いろいろな奇跡があってこそのこのライブ、この出演者、この盛り上がりだったと思うし、急なことで行けなくて落ち込んだりしている人もたくさんいるだろうから、今日という日をあまりにも崇め奉るような論調では話したくないなあとは思う。私もたまたま新宿に行けるところにいて、時間とお金があったから見れたけど、悔しいもんな、知ってるのに行けなかったりしたら。私も最後まで見れなかったのは残念だなあと思っているし。まあでも、これを楽しみに何週間も過ごしたとかではないからこその諦めがつく感じもあった。ボーナスステージというか。とにかく今日の熱量は本当にすごかった。お笑いが好きな人たちのいろいろな感情、単に「面白い」とかだけじゃなくて、「面白がってやるぞ」みたいな気概とか、困っている人に対してシンプルに応援したいという愛とかがたくさんたくさん満ち溢れていて、お笑いライブというのはこういう良さがあるなと感じた夜だった。感情が多かった分、とにかく疲れた感じもあるな正直、結局頭は痛い。まあでも人生にこういう日があるのは、まったくもって、ほんとうに、悪くないなあと思う。生きてて良かったね。良いライブをありがとうございました。おやすみなさい。